すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる 池内 紀 話しの横取りする日本人 自分が主治医

77歳(当時)のドイツ文学者が、70歳から老いていく自分の観察日記をつけたら、
それが本になっちゃった、というもの。
なんてことないつぶやきに、ときどき光るものがある。

一番響いたのが、会話の横取り。日本人の特性らしい。
ヨーロッパでは家族でもちゃんと話を聞くという。
子どもが一所懸命話し、たどたどしく、時に詰まっても、遮らない。
そういう姿勢、いいね。
私も横取りに負ける方で、負けまいと無理する自分が嫌になることがある。
人の話を聞くのは自分の得意技でもある。自称だが。
これを活かさぬ手はないな。

その他雑学的なつぶやきが盛りだくさん。

◎心はフケていないと思うこと自体がフケているしるし
◎心がフケたからこそ、若い時とは違う命の局面がみえてくる
◎トシヨリをトシヨリにさせようとするのは、人間だけではない
◎記憶が脱落するのは一種の恵み
◎群れるのをやめて自立する
◎自分の居酒屋、自分の蕎麦屋を持つ
◎老いてからの旅行は一日余分に日を用意
◎治らない病気は治そうとしない

などなど。

尊厳死協会!そういうのがあるんだ。
ここに登録すれば延命治療に家族が悩むことが無くなる。
いいんじゃない?

それからシモの話。
だんだんひとごとではなくなっている。
まだ10年早いような気はするが、個人差もあろう。
なんとかパッドの世話にはなりたくないが、、、

自分が主治医。
これはいい考え。
医者は消去法で判断。
そんなもんだろう。
しかも当人からの限られた情報だけで。
自分の身体のことは自分が一番よくわかる。
医学知識が無いだけ。
そしていま、その多くはググればある程度は検索できる。
もちろんトンデモ話もたくさんある。
複数当たることで、だんだん精度を高めるのだ。
自分の症状と思しきものはどれかと。
自分を知らない医者の判断と、
医者の知識のない自分の判断。
五十歩百歩なら自分の判断のほうがいい。
著者と同意見だ!


第1章 老いに向き合う
第2章 老いの特性
第3章 老化早見表
第4章 老いとお金
第5章 老いと病
第6章 自立のすすめ
第7章 老いの楽しみ
第8章 日常を再生する
第9章 老いの旅
第10章 老いと病と死
すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる
毎日新聞出版
2017-08-11
池内 紀

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