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zoom RSS 紛争地の看護師 白川 優子 国境なき医師団 イラク、シリア、パレスチナ

<<   作成日時 : 2018/08/11 08:59   >>

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タイトルから、軽い気持ちで手にとって読み始めたのだが、読む価値のある本だった。
podcastでインタビューを聴いたときはピンと来ていなかった。

1973年生まれの著者が、国境なき医師団で働くことにあこがれ、
恋人を失ってまでも、家族を心配させてまでも、
各地で戦闘に苦しむ女性や子供の為に看護をし続ける。

この本を読んで思ったのは、
何が彼女をそこまでかきたてるのか。
日本にいればある程度の地位も約束され(国境なき医師団への採用活動)
日本という便利な環境のもと、家族や恋人と過ごすこともできたのに、
わざわざ、トイレさえ満足にない、水も死体の流れる川の水を消毒して飲むような環境に行って、
時限爆弾で手足を吹っ飛ばされた子どもを助けたいと思うのはなぜか。
私にはわからないが、現にそうしている人がいる、それが分かるだけ、この本はありがたい。
彼女は途中、この惨状を世界に知らせるためにジャーナリストに転身したい、と思ったそうだ。
プロに否定され諦めた、というが、看護師を続けながらこの本を出すことで、
結果的に彼女はジャーナリストになった。

もうひとつ思ったのは、日本は、いずれここに出てきた国になりかねないのだ、ということ。
いまはまだましなのだ、ということ。
彼女が描く戦地、「国」が成り立っていない。政権があったとしても腐りきっている。
それからすれば日本はまだまし。
しかしここ数年どんどん腐り始めている。国も官庁も企業も大学も。
いずれ彼女が描いた国のようになるかもしれないのだ。
踏みとどめなくてはいけない。

良書。


第1章 「イスラム国」の現場から―モスル&ラッカ編
第2章 看護師になる―日本&オーストラリア編
第3章 病院は戦場だった―シリア前編
第4章 医療では戦争を止められない―シリア後編
第5章 15万人が難民となった瞬間―南スーダン編
第6章 現場復帰と失恋と―イエメン編
第7章 世界一巨大な監獄で考えたこと―パレスチナ&イスラエル編
最終章 戦争に生きる子供たち
紛争地の看護師
小学館
2018-07-27
白川優子

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