訣別 大前研一の新・国家戦略論

訣別、とは過去との訣別。
日本はゼロベース改革にとりくまなくてはならない、という著者大前研一氏の叫びだ。
11月に出た本をようやく入手。

書いてある内容は日ごろ目にし、耳にする大前先生の論文の積み重ね、というところ。
そんなに真新しいものではない。
しかし、読みやすい。論理が明確。わかりやすい。すーっと頭にはいる。

江戸時代から、明治時代から、戦後体制から訣別せよ、と大前氏は言う。
江戸時代の幕藩体制、明治時代の中央集権、戦後の成長モデルからの訣別だ。
どれも一度はうまくいっていた制度。日本人はこういうのを大事にする。成功体験が邪魔をする。
時代に合わないものは変えねばならぬのだ。

世界はいろいろな国の人を入れ、活性化している。
日本は相変わらず労働鎖国でいよいよ沈滞している。
言葉の壁はとりあえず先方に乗り越えてもらうとして、移民は受け入れざるを得ないだろう。
なんといっても労働力が足りなくなるし、刺激を与えてもらうのが今の日本には効果的だ。外人というとすぐ犯罪に結び付けるが、大前さんの言うように入国審査をしっかりすればいいのだろう。

消費税など税金の考え方、マイナンバー、今の議論を先取りして大いに述べている。
大前さんに知恵をお借りして、元気な日本、必要です。


訣別―大前研一の新・国家戦略論
朝日新聞出版
大前研一

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私も今日、訣別しました。会社から。

この記事へのコメント

にゃん太郎
2012年02月21日 19:30
日本の制度疲労、組織疲労は昭和時代から続いており、組織になるとレベルが落ちる傾向があります。日本軍の陸軍と海軍は、それぞれ個別に作戦を立てて、全体最適より個別最適を優先し、現場も見ずに精神論だけの愚行を繰り返した。そして、今は、無能な大企業経営者が跋扈、官僚も組織疲労、制度疲労で硬直化し、何も決められない問題先送りの閉塞状況となっています。大前氏の政策は良いのですが、それらを実行出来る人がいない。だから、大阪市の橋下氏のような人に人気があつまるのだろう。まさに今、実行力が問われている。
2012年02月22日 22:18
にゃん太郎さんありがとうございます。
もう政治家に頼らず、国民一人一人が行動する時代なのだと思います。
さてそのためにはどうすればいいのか?
投票だけ擦ればいいというものでないのは確か。
まず簡単にできるのは、いいと思った人を応援することかと。ブログやツイッターで。
行動したいです。


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