知らなかった、ぼくらの戦争 アーサー ビナード ちばてつや 徐さん→ジョー

文化放送の吉田照美さんの番組で平和を訴え続けていたアメリカ人のアーサービナードさん。
昭和20年にアメリカが日本にしたことを研究し、真実をつきとめた。
真実とは、戦争を終わらせるために原爆を落としたのではなく、
国際的な地位を得るためであったこと。
このことを厳しく批判する。

この本は、戦争体験者からそれらの事実をインタビューしたものを、
時系列に並べている。
中には戦地で罪なき人を殺した人の声もある。
原爆を落とされた中で人々を助けた人の声も。

ちばてつや、三遊亭金馬など有名人の声もある。
ちばてつやさんは幼いころ満州から引き揚げる際、徐さんという中国人に助けられ、
その印象が彼の漫画の主人公にジョーと名乗らせた、という話しがあり、しびれた。

戦争をやってはいけない、これはまちがいない。
この体験が忘れられてはいけない。
その意味でこの本は価値がある。


第1章 「パールハーバー」と「真珠湾」と「真実」

マリは蹴りたしマリはなし(栗原澪子)
「空母は何隻いたのか?」(原田要) ほか

第2章 黙って待っていたのでは、だれも教えてくれない

まだあげ初めし前髪の乙女たちは毒ガス島で働いていた(岡田黎子)
「君は狭間という日本語を知っているか」(飯田進) ほか

第3章 初めて目にする「日本」

「外地」は一瞬にして「外国」となった(ちばてつや)
「日本という国が本当にあった!」(宮良作) ほか

第4章 「終戦」は本当にあった?

八月十五日は引っ越しの日?(三遊亭金馬)
ストロボをいっぺんに何万個も(大岩孝平) ほか

第5章 一億総英会話時代

GHQは東京日比谷で朝鮮戦争の業務を遂行(篠原栄子)
公園はすべてを見てきた(小坂哲瑯) ほか
知らなかった、ぼくらの戦争
小学館
アーサー ビナード

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