西郷どん! 後編 林 真理子  南洲翁遺訓よむべし

しっちょるようで知らんかった西郷吉之助の一生を、
林真理子女史の手で丁寧に作られた小説を読んで、
理解した気がするぜよ。
(何弁だこれは、、)

そんな印象。
島津斉彬に師事しながら彼の死後、久光から島流しの憂き目にあい、
それも奄美、沖永良部と転々として、なかば死にかけたところから
後半はスタート。
それでも周りの働きかけでなんとか藩に戻ることができた吉之助は、
ぐんぐん頭角を現す。
・・・この辺の理屈がよくわからないが、吉之助の掲げる高邁な理想、
ある意味青臭い理想が、人々の心を捉えたのだろうか。
私利私欲ではなく、日本、、、そういう概念が当時あったかはっきりしないが、
国を守るため、いや、民を守るために何をすべきかを考え続けた吉之助。

この辺100分で名著で南洲翁遺訓が取り上げられていて、青臭いなーと思うほどだった。
それを堂々とぶち上げ、明治維新を成し遂げた吉之助。
凄い魅力的な人物だったのだろう。
勝海舟、坂本龍馬。人が人をひきつけたか。

主人公以外は、場合によっては酷い書き方をしている。
その最たるものが徳川慶喜。京都に火を放ったり、しれっと大政奉還をして責任逃れをしたりと。
薩摩とイギリスの戦い、長州とフランスの戦い、薩長連合、戊辰戦争、、、
吉之助は腐った徳川官僚政権を倒すために全力を傾けた。時に民を犠牲にしてでも。


征韓論、西南の役。
西洋視察に1年も行きっぱなしの大久保ら政府要人と、留守を預かる吉之助らの間に生ずる亀裂。
西洋列強に負けない国づくりを目指す大久保らに、ここは歴史は吉之助に分が無い。
世界を知らない吉之助が暴走したと。

しかしこの本は大久保利通らに厳しい。
かつての吉之助の盟友も、西洋を見聞した後は冷徹な男になってしまった、という表現。

間違いないのは吉之助が民に愛されたということ。
南洲翁遺訓、読んでみよう。
西郷どん! 上製版 後編 (角川書店単行本)
KADOKAWA / 角川書店
2017-11-01
林 真理子

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