進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来 マット・ リドレー  反トップダウン!

自由経済万歳!
この本を読んで、ミルトン・フリーマンを思い出した。
「選択の自由」だ。
経済活動を「利益の為に何でもする悪」の様にイメージするのは間逆で、
自由取引が進んでいる国ほど犯罪が少ない事実。
トップダウンの施策はことごとく失敗し、ボトムアップ、自然発生的に起こり、
淘汰される中で残ったものが発展する。
社会主義経済の品質の悪さ、行列。
自由主義経済の繁栄。
。。。その意味で今の日本は官僚と大企業が跋扈し、身動きできない国になりつつあるのは危険。
起業家がどんどん湧いて出て、思考錯誤しながら発展する国にならないと、、。

いやいや自分と同じ考えの本を読むと心地いい。
あ、でもこういう本を読むと、今の日本の官僚制度を破壊する恐れありと、
共謀罪の対象になるのかな?
文科省がやたら大学を作ってそこに天下りで役人を送り込み、
ろくでもない大学が生まれ、そこに入る学生は学費が払えず汲々とする、、、
自由経済のかけらもない。

話はどんどん広がる。

エジソンがいなくても、アインシュタインがいなくても、機が熟し、誰かが発明していた。
世の中に同時発明のいかに多いことか。人ではなく、時代が発明を産む。
突然発明されるのではなく、過去からの継続で発明される。

性格形成は家庭環境でなく遺伝によるところの影響が一番強い。

女性の一番魅力的な年齢が20歳とするのは、
一番子どもを産むのに適した年齢を本能、遺伝的要素で知っているから。
性的なものも遺伝がベースなのだ。
その本能をゆがめる都市。難しいねぇ。

教育の進化は公教育のレベルの低さ
人口の進化はマルサス、中国の一人っ子政策
宗教の進化は「ミステリーサークル」を例えにつかい
通貨の進化は、、
 ある意味これが気もなのではないだろうか。
 バブルもデフレも通貨を出し過ぎたり絞り過ぎたりするから起こる。
 人為的な政策がかえって経済をゆがめる
 ビットコインも今年に入ってはっきり市民権を得た。飛行機も乗れる。
インターネットの進化は、自然発生的に拡がったインターネットのパワー。

要するに特定の誰かが人為的にやったことの多くは失敗し、
誰、と言うことなく自然発生的に、人間の進化として行われてきたことの多くが成功する。
無論中には逆もある。
月面着陸はケネディの号令があったからこそできたし、
人が勝手にやることで変な世の中になることも多い。
ただ、著者がいうのは、それも進化の過程で、時間でみれば自然に任せるのが圧倒的にいい、
ということだと思う。
これは全く同意。

政府に力を与えてもろくなことはないのだ。
ソ連の社会主義経済の失敗で十分だろう。
それなのに日本は共謀罪を成立させ、社会主義国化を進めようとしている。
与党議員はばかではなかろうか。
政府と一生寄り添っていくならいいかもしれないが、
役人を減らそうとか、反役人の姿勢を示せば、国家体制の転覆を諮った、といわれ、
共謀罪の餌食になりかねないのに。
安倍さんには首を切られても我慢しているが、次の政権ではそうはいかないはず。
役人の逆襲が始まる。

いやまあ役人とはそういうものなのだ。トップダウンが一番と信じている。
反トップダウン本。いいね。


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未来の進化
進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来
早川書房
マット・ リドレー

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この記事へのコメント

2017年08月20日 08:46
二度読み。気づかず読んでしまった。
感想が変わる。

武田さんが他の始祖ーに開設してくれてたんで手に取った本。
武田さんの語りほどは楽しめなかった。
著者が言いたいことはよくわかる。
誰か特定の人物が物事をなすのではなく、
その人がいなくてもその時代性で、誰かしらがやっていた、
ボトムアップで世の中進む、進化する、ということ。
エジソンがいなくてもいろんな発明はなされていただろうと。
それがいろんな分野に及んでいると。
こういう考え方、大好き。
スポーツの記録で、誰か1人が突破すると、
あちこちで続々突破する、というのもどこか共通しているのかもしれない。
そういうえばこの本にスポーツの進化、という章がなかったけれど。

ちょっといろいろ広げ過ぎて、言いたいことが散漫になった嫌いはある。

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