なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか ピース・コミュニケーションという試み伊藤 剛

先日、大本営発表という新書を読んだが、それに通じるものを感じさせる新書。
コミュニケーション、伝えるということを主眼に、戦争と平和を論じている。
非常にわかりやすい。
コミュニケーションについていろんな本で語られているところをとりまとめながら、
どのように戦争を語り、平和を守るかを問うている。

権力者とメディアと大衆が三位一体となって戦争が起こる。
なんだか今、お互いがお互いを煽っている気がするなぁ。
ここでトランプ新大統領が火をつけた日にはどうなることか。

米軍頼みの平和維持、考え直す時ではないかな。
とはいえ無防備でいいとは全く思わない。
重装備中立、自国は自分で守るべし、だ。
もちろん、文化、経済で他国と交流を持ち、平和を維持することは大前提として。

あ、この本の趣旨はその主張ではなく、コミュニケーションにあったのでした。
このコミュニケーション次第で国民は動かされる。扇動される。
ナチスドイツだって、ヒトラー一人が戦争を起こしたのではない。
国民も熱狂したのだ。
熱狂させたのはコミュニケーションの力が大きかったのだ。
日本も同じこと。
それをどう真逆の不戦にもっていくか。
日本は憲法でしばりつけ、国民を反戦にもっていった。
それはこれまでは正しかったかもしれない。
しかしアメリカの属国のままでこの状態が続いていいとは思わない。
自分の力で、自分の足で平和を維持したい。

この世界の片隅に、は、物凄い語り部、コミュニケーションになりうると思う。
まもなく10億円!
クラウドファンディングでこの世に出た映画。伝えたかった映画。

それでふと思う。新聞購読というのはある意味クラウドファンディングなのではないか?
この購読料を使って取材をしてくださいという。
そしてそれを拒否する人が増えて、新聞発行部数は減っている。
自分では六に取材をしない大新聞に金など払えるかというわけだ。私もそうだ。


序 章 コミュニケーションから考える「戦争」と「平和」

第一部 戦争のキモチをつくる――三位一体モデル

第1章 「権力者」の法則――戦争シナリオのつくられ方

第2章 「メディア」の構造――偏向ニュースのつくられ方

第3章 「大衆」の心理――群衆マインドのあらわれ方

第二部 平和のココロをつくる――戦後71年目からの「問い」

第4章 これからの「平和教育」を考える

第5章 戦後71年目からの宿題

あとがき


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