僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 荻上 チキ

幻冬舎新書

digなどでお馴染みの荻上チキ氏の新書。
若者向けに「社会」を考えさせようとしている。
ポジ出し、とは、ポジティブに社会を考えてよくしていこう、というような意味。

「心でっかち」という言葉が面白かった。
もちろん「頭でっかち」との対照語。
頭でっかちがやたら論理が先に立つのに対し、心でっかちは、「皆がやさしくなればいじめはなくなる」、とか、
皆が問題に気づけば前に進む、とか、気合根性系?の、現実離れした考え方。
どこかの会社で聞いたような、、。

決めつけず冷静に物事をとらえ、うまくいく方向を考えていければいいのだがなかなか難しい。

「スマートデモクラシー」ということばもいい。
スマホでも参加できる民主活動、というところか。
チキさんは「シノドス」という活動をしていて、私もtwitterでフォローなどしているが、
社会問題をとらえて発信している。「困ってるズ」の難病者大野更紗さんの活動なども応援している。
まだ私は弱者に対する考えが出来ていないが、情報を追いかけて、考えようと思っている。

今の社会に絶望している人は、こういう本を読んで、まず自分に何ができるか、考えてみるのもいいのではないか。
私も2019ラグビーワールドカップ成功のために何ができるか、ゼロから考えてみようかな。
この本の趣旨から外れるようだけど、インスパイアされたんだから、まあよしとしてもらおう。

第1章 僕らはどうして、「ここ」に流れ着いたのか(シビアの時代のタイムリミット
「清貧の思想」の罠 ほか)
第2章 僕らはどうして、間違えた議論をするのか(問題だらけの消費税法案
埋め込まれた問題 ほか)
第3章 僕らはどうして、「国民益」を満たせないのか(政策の是非を問う3つの視点
政策の是非を費用対効果の視点で眺める ほか)
第4章 僕らはどうやって、バグを取り除くのか(対立軸のスライド
対立軸に生じた「縮退モデル」という変化 ほか)
第5章 僕らはどうやって、社会を変えていくのか(僕らは動き出さなければいけない
政治参加へのハードルの高さ ほか)


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