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zoom RSS 舟を編む 三浦しをん 歴史小説じゃなかったけど面白い辞書編纂物語。

<<   作成日時 : 2013/02/20 21:09   >>

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去年のベストセラーをようやく読んだ。
いやいや情報不足、辞書編纂にまつわるお話し、というのは知っていたが、
そのタイトルの趣から、歴史小説なのかと思って、なんとなく読むのが億劫な気分だった。重々しいというか。

ところが本を開いて、いい意味で期待を裏切られた。
時は現代、舞台は神保町の中堅出版社辞書編集部。
「大渡海」という辞書を作り出すまでの人々の営みが生き生きと描かれていた。

250ページ強の中に15年以上の月日を押し込んでいるので、とんとん拍子に話が進みすぎ、
ありえないと思わせる場面がいくつもある。紙面が足りず、そうしないと間に合わない。
あげつらうつもりはないが、そんな偶然あるわけないじゃん、と思わせる場面がぜんはんいくつも。
そもそも主人公、馬締君の登場からしてありえん。あんな奴が出版社に来るわけがなかろう、と思う。
もっと説明が欲しい。
更に馬締君の結婚。ここは妙に艶っぽいのだが、うまくいきすぎ。もっと三歩進んで二歩下がるような、
じらすような展開が欲しいのだが、時間が足りない。あっという間に結ばれた、という気分。

この本の面白いところは、主人公はあくまで編集者馬締だが、この物語の語り手がどんどん代わるところ。
(あやうく「変わる」と書きそうになった。言葉は大事にしないと。あ、この本の影響か。)
最初は著者自身の視点で物語は語られるが、途中でトーンが変わる。
辞書編集途中で他部署に異動になる、チャラ男西岡の視点になる。ここでも恋愛は出てくる。
そして彼の異動から15年の時が過ぎ、ようやく大渡海の完成が近づき、戦力アップのため移動してきた岸部みどりの視点。
ファッション誌からの異動に不満と不安があったが、いつしか馬締のパワーに巻き込まれ、辞書作りに精を出す。
これもちゃんと恋愛が出てくる。

大渡海編纂の中心人物であった学者、松本先生は、大渡海発売一か月前にこの世を去る。彼が残した言葉が涙を誘う。
。。。が、これももう少し長くてもよかったんではないかい?せっかく盛り上がるところなのに。
なんだかあっさりしている。これも紙面の都合?

最終ページで納得。
クラッシーという雑誌に2年間連載されてたらしい。だから恋愛も出てくるし、さっさと話が進むのか。

もっと読み応えのある本にできたような気もする題材だが、ま、気軽にずんずん読めるし、よしとするか!

舟を編む
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三浦 しをん

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