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zoom RSS 新世紀の大潮流と「勝ち組」の構想力 大前研一氏講演 ネットで投信フォーラム in Tokyo

<<   作成日時 : 2012/03/21 00:09   >>

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備忘録的メモです。
大前さんの日ごろの話がまとめて聞けます。
数ヶ月前の大前ライブがちゃんと活きてます。
久々の生大前さんでした。

2つのテーマ。21世紀の潮流と、勝ち組の特徴。

リーマン後の世界経済は新興国が牽引しているのが大きなトレンド。
新興国の人口は若く、多い。紆余曲折はあるだろうが、21世紀半ばまで成長していく。
BRICSに続いてネクストイレブン、自分はVITAMINと呼んでいる。
ベトナム、インドネシア、トルコ・タイ、アルゼンチン・南アフリカ、メキシコ、イラン・イラク(シーア派、一つの地域)、ナイジェリア(アフリカ最大)
人口が多く、成長の伸びしろがある国々で注目される。

先進国は金融緩和をし、アメリカも日本も金利がつかない状態。ドルキャリー、円キャリーで資金は新興国に流れる。
国境なき経済ではボーダレス資金が最適地に流れていく。
先進国はデフレ、新興国はお金が流れてきてインフレ。これが同時並行する。
国境をまたぐホームレスマネーが大きくなっている。
全体で7000兆円と言われる資金のうち、4000兆円が国境をまたぐ可能性がある。
リターンのあるところに行く。
先進国では1〜2%以上のところはない。高齢化に加え、インフラ投資が終了している。
90年代に日本はケインズ政策で300兆円を投資したが、経済の反応はまったくなかった。
自分は経済のグローバル化を1980年に「ボーダレスワールド」に著した。
年金資金はノルウエー、シンガポール、カナダ、カリフォルニアと国境をまたいで全世界へ。
アラブオイルマネーも。
直接投資はBRICS、VITAMINに向かう。

新興国はかつて「途上国」と呼んだものとは違う。将来先進国の道を歩む。
かつてはODAで投資して助けたが、今は民間年金資金が直接流れる。
政から政でなく、民から民の動きが顕著。社会基盤、生活基盤に投資される。
ODAは橋など政治家をサポートしていた。

ミドルクラスの購買力は先進国と変わらない。日本と並んでいる国が出ている。
アジアに4億人、日本の4倍いる。
あと10年で先進国と新興国のGDPは逆転する。

日本は内向き下向き後ろ向き。伸びている新興国でシェアを伸ばす企業が買い。政治は期待薄。

金はアメリカはヨーロッパの銀行に投資、ヨーロッパの銀行は新興国に投資。
欧州危機でヨーロッパの銀行は巻き戻し(リバース)。国境をまたぎアメリカに資金が戻る。
ユーロという同じ通貨を使いながら、ヨーロッパ各国のインフレ率や金利は国により違う。
日本で例えれば鹿児島県の金利が高く栃木が低いようなもの。北が低く南が高い。南に流れる。
PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)の調子が悪い。
ユーロ初めての欠陥。対策を立てているが抜本的には治っていない。
EUは28か国、ユーロは17か国。一国のようにするルール、論理が必要。
ヨーロッパは一つの経済圏。隣の国への警戒が少ない。
フランスの銀行はポルトガルやイタリア、ギリシャの銀行に貸す。ギリシャがこけたらフランスやドイツが困る。
イタリアがこけても。相互依存。
ヨーロッパの巻き戻しで資金が逆流し、新興国の通貨が下落し始めている。新興国通貨は今が売り時。
新聞は後で書く。お金の流れから投資の流れを、一歩先を読む。

ホームレスマネー4000兆円。危なくなるとアメリカ債券、日本債権に逃げ込む癖がある。
二十数年前のNZ、タイ、韓国、ロシア、リーマン後のアイスランド、アイルランド、ドバイは国家破たんまで行ったが、5年から10年で上向いた。

新興国が他の新興国の企業を買収する例が増えてきている。先進国から新興国だけでなく、新興国から新興国へのM&A。
新興国もグローバル化。フォーチュン500に中国企業61、インド8、ロシア7、ブラジル7、メキシコ3、その他1ずつ。
まだ民間は少ない。

世界の動きとして、言語文化を背景に同質を求め、地域内で多国籍化が進んでいる。中南米、アフリカ、東南アジア。
インド中国の人材ネットワークは群を抜く。優秀な人が世界中にばらまかれている。華僑、印僑。
インド人の商売人、アメリカ留学生は中国インドに断然多い。
華僑はインドネシアに795万人。経済の半分を支配。タイでも。北米、中南米、欧州、中東に広く分布。福建省、広東省出身が多い。
印僑はマレーシア、スリランカ、フィジー、中東、北米。フォーチュントップ500社のうち200社以上にインド人副社長。
インド人ネットワークは2161万人。華僑は3196万人。
日本人、和僑?は少なく、日本から持ち出すしかない。中国インドはその地にいる人を使えるので、進出がはるかにやさしい。
アメリカグローバル企業は人材の多いインドでやりたい。
 インフォシス 1995年に大前さんが合弁したときは700人だったのが今や7万人。システム開発。タタ財閥のシステム会社。いまやアクセンチュアに比肩。
 ファーレイ  ルーター会社。シスコに匹敵。技術も強い。新興国のシェア優位。先進国はシスコ。広東省シンセン。

新興国の会社の特徴として、トップが世界で教育を受けている。MBAが多い。
英米で勉強して創始者になり経営者としていきなりグローバル化。
日本はたたき上げして苦労して進出。新興国企業はアメリカ仕込みの説明能力でM&A。
新興国企業はグローバルブランドを持っていない。日本も何十年もかかった。
先進国のくたびれたブランドを買う。一つのブランド、10年1000億円といわれている。
破たんした日本企業、三田、コピアなどのブランド知名度。ちょっとわかるブランドだと1兆円で買う。
IBM(レノボ)、ボルボ、レナウン、三洋(ハイアール)、サーブ、ジャガー、ランドローバー(タタ)、ゴディバ(トルコ)
かつての先進国がたどったのとは違う、近道で力をつけ、強力な競争相手に。メキシコのセメックスもM&Aで世界トップと競う。
ロシアのガスプロム、ヤンデックス(IT)、カスベルスキー(IT)、スホーイ(飛行機)。
トルコは中近東、旧ソ連圏で強い。コチ、エンカー(建設工事)
コスト構造を変え創意工夫もある。ベビー用品のグッドベビー、ワインクーラーのハイアール。
パナソニックはアメリカを攻めたが失敗、LGやハイアールは市場にくらいついている。

LCC15社のうち11社は新興国。エアアジアのコストは同じ飛行機を飛ばして、ANAの4分の1。敵うわけがない。
ゼロから作らないと無理。生まれ変わるしかない。

ビジネスモデル サファリコム(ケニア)携帯で遠隔地の家族にお金を送るしくみ。
アラビント(インド)白内障患者をベルトコンベアのように一人15分で手術、全部で15ドル、1000円ちょっと。
セメックス(メキシコ) アメリカやインドネシアの町にミキサーを走らせ、電話が来るとジャストインタイムで届ける。
ドバイホーツワールド(UAE)港湾。イギリスの企業を買収し、トップクラスに。

世界の地雷源4つ。
アメリカ基軸通貨危機、ヨーロッパ経済危機、中国バブル危機、日本国際危機。
世界は連結経済。

中国の不動産バブル崩壊が恐ろしい。北京のマンション上げ止まり。2,3割下がる。
新築に人が住んでいないマンションが8000万戸。投資用。コンクリ打ちっぱなし、トイレなし。
貸すには追加投資必要。それがない。崩壊したら大変。
中国の地方自治体はお金を借りて開発し、企業を呼び込み儲けている。腐敗蔓延。役人が儲ける。
マカオに呼んで接待。政府が手を入れ始め、舞台はシンガポールに移り、繁栄。
資金リバースがかかると、自治体とマンションが大変。
中国の富裕層はアメリカに投資。シアトルのゴルフ場隣接住宅。日本では許可出ない。
外に向かい始める。

日本の債務残高は世界トップ。GDP比200%。
日本人が安心して買ってるから大丈夫、と思われてる世界の誤解。心配していい。
財務省だけ心配している。
日本はどうするか。一国二制度。橋下市長に大阪で成功事例を作ってもらい、他の自治体も特区にして反転し、
世界からお金を呼び込む国にする。税では繁栄しない。経済機構改革が必要。
実はこれは大前研一が20数年かけ考えた政策。コピペして船中八策。一所懸命なので応援して。
日本企業はトレンドを読むのが下手になった。
任天堂、ソニーはゲームがスマホに移るのを読みそこね。
電機メーカーは液晶TVの大型化に対応したら今一番数が出る液晶はスマホ。指タッチは日立の特許なのに韓国勢。
フラッシュメモリは東芝の技術なのにサムスン。
道を作って道を譲る、素晴らしい経済政策。
エレクトロニクスの業績悪化が顕著。先進国は優勝劣敗、IBMはPCが儲からないと見るやレノボに売却。
日本はしがみついて離さない。
デジタル家電主力では利益は出ない。ソニー、パナソニック、シャープ揃って赤字、社長交代。
傾向が読めないのは社員全体の責任。
背景はデジタル化。先進国のメリットがなくなる。だれが作っても同じものができる。
今まではノウハウ集積、先行者利益があった。デジタルはチャイワンが強い。
アメリカのテレビ1位はビジオ。できて5年の会社。3割安い。デジタルの怖さ。
そのデジタルにしたのは日本メーカー。嗚呼謙譲の美徳。道を作って譲る。
富士フィルムはフィルムがダメになったとき2兆円もっていた。ゼロックスを買って生き延びる。
コダックはだめ。貧乏人のこだっくさん。(子沢山=駄洒落)

コモディティ、差がつかない商品、砂糖、セメント、デジタル。スーパーで手にとれるもの。
CPGともいう。コンシューマーパッケージグッズ。ハイテクでないもの。ブランドが際立っていない商品。
このコモディティでグローバルに稼ぐことができると気づいた。日本は苦戦。
日本のCPGは世界化できていない。味の素、花王、資生堂。
世界はP&G、ヘンケル、コルゲート、ロレアール。自国以外で稼いでいる。
花王は外に出られない。海外27%。日本では断トツだが世界ではコルゲート以下。
売上時価総額で10倍差をつけられる。
P&Gは人材が北米、西欧、アジアに13万人。日本は花王3万人のうち7割日本人。
人事面でグローバル化できないと戦略できない。そのためには20年かかる。
味の素は1兆円。ネスレは9兆円。スイス、人口600万の国の会社。

日本は1億2000万人の胃袋で安心していしまった。スイスは100年グローバル化やっている。
日本の巨大企業はマーケットが落ち収益が出ない。伸びている新興国は命がけ。
これまでは国内で十分だったが、国内は衰退する。懸命に海外で伸ばす。なんちゃって海外、ではだめ。
人もすべてグローバルに持っていかないと。
時価総額からして世界はすぐ日本を買える。
しかしブルドックソースですら守る経済産業省が日本には控えている。愛国心が最後に生きる。くたびれる。

アメリカは持ち直している。
コモディティのマクドナルド、つまらない商品で伸びてる。それでNWダウも伸びる。
主要500社の1割が最高益。方やアメリカ経済はパー。アメリカ企業は国を離れて収益を上げ、株主はハッピー。
日本は国と企業が一緒に死ぬ。
コモディティも必死にやればエクセレントカンパニー。
日本でもブリジストン、コマツ、ユニチャームは頑張っている。しっかり10年かけコツコツ平凡なことを非凡なまでに。
マクドナルドはロシアに行く。農場も野菜畑も作る。
コカコーラはブラジル、中国、インドとグローバルに売る。世界中を赤くする。次はアフリカ。
業績史上最高はハイテクではない。経営はグローバルに。自国だけでなく世界すべて。

高級ブランドは新興国に強い。
ルイヴィトンは富裕層のあこがれ。日本はここまでのブランドはない。サマンサタバサ、まだまだ。

プラットフォーム。アップル、アマゾン、グーグル。
アップルは販売業。小売屋。ハイテクではない。アマゾンも本だけでなく家具や靴を売る。

トヨタはGMに追いついたら元気がなくなった。目標を上げる。
自動車を今の1000万台から2000万台作る。ナイジェリアで作る。人材はグローバルに。
「社内用語を英語にする」今頃言ってもだめ。世界の常識。叫んでいるようではだめ。マッキンゼー23年前から。
研修は共通、組織は国別。「海外本部」「アジア本部」だめ。国の名前の組織。
これに馴染まないトップは代える。

貿易立国から投資立国へ。貿易赤字、投資は黒字。ヨーロッパに比べると全然ダメ。
オランダは投資リターンで食べている。はるかに高い。

2030年はGDPが5位か6位になるはず。中国の5分の1。
ボリューム国家からクオリティ国家へ。
スイス、カナダ、フィンランド、シンガポールから学ぶことが多い。いずれも大国のそばにいる。
規模でがっかりするのでなく、クオリティで負けない国にする。
ここで負けたらだめ。
スイスは小さい国ながら反映。食料品、銀行、ディーゼルエンジン。

これからの人がすべて。クオリティの高い人。
世界を理解させる人材が必要。

(約50分)
http://net-toushin.jp/list/streaming_0319

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内 容 ニックネーム/日時
日本人には、世界観がない。
だから、この世 (現実) のマスター・プラン (非現実) を描ききることはできない。
理想らしきものを語る者には、「そんなことを言っても駄目だぞ。現実はそうなってはいない」と言っている。
つまり、理想 (非現実) と空想 (現実) の間に区別がないのである。
だから、未来社会の建設には力がかからない。
ただの気分転換のみを求めている。
日本人の考えの拙さは、ここにある。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

noga
2012/03/21 04:58

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