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zoom RSS 空飛ぶタイヤ 池井戸潤 三菱自動車リコール隠し 泣き寝入りする人々の悔しさを思う

<<   作成日時 : 2018/07/08 11:46   >>

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実話をもとにした小説。
2018/6/15映画封切り。
http://soratobu-movie.jp/
7/5の見てよかった映画ランキングでハン・ソロに続く2位。立派。
万引き家族より上。
そう、私も映画化で話題になったので読んでみた次第。

で、読んでみて、、、
面白かった。
実話が元なんで、おおよその結末はわかっているんだけど、
主人公のあまりの現状の苦しさに、早く先が読みたかった。
一気に読んだ。

実話が元なんでネタばれもないわけだけど、
トラックのタイヤが突然外れて主婦を直撃して亡くなった。悲しむ父子。
「運送会社の整備不良」で片付けられるところが、
赤松運送の二代目社長(長瀬智也)が部下の仕事を確認し整備不良がないことを確信し、
ホープ自動車(=三菱自動車)の欠陥を疑う。
家宅捜査まで入り、主要取引先に切られ、
メインバンクのホープ銀行に追加融資を頼んだところが逆に融資打ち切り、返済を迫られ、
窮地に追い込まれる赤松。会社存亡の危機。
請われてなったPTA会長の座も、家宅捜査を理由に退任を迫るクレイーマー親がいて、
子どももいじめられ、赤松、さらにピンチ。
しかし従業員が、妻が、子が、赤松を信じる。
事故部品の返還を求めても返らず。
真相究明に、週刊誌の記者が残したリストを元に、
同じような事故に遭いながら泣き寝入りした運送会社を全国尋ねる。
・・・運転資金にも困るのによく旅費が出たなあと思ったが、
これが功を奏し、ホープ自動車OBが社長になった会社の泣き寝入りを許せない整備担当の情報で大逆転。
ホープ自動車経営者は逮捕。
しかし証拠隠滅が進んでおり物証が出ない!
ここにもう一人の主役、ホープ自動車のカスタマー戦略沢田課長、何とディーン・フジオカ登場。
沢田は赤松のクレーム対応に一度は腰を上げ、会社の不正をただそうとしたが、
商品企画の椅子にいったんは懐柔される。自動車づくりの夢を実現するため。
しかし一度逆らったものは許さない会社であることを知らされ、証拠を警察へ。
グループは自動車を見限り、セントレア自動車に救済合併へ。トヨタ自動車のようだが。
これにて一件落着。

しかし、、、実際の三菱の事件はそうはかっこよくいかなかったようだ。
運送会社は廃業に追い込まれた。三菱自動車は残った。

そして思った。
大組織を盲目的に信じてしまう世間の浅はかさ。
ホープ自動車の「整備不良」という報告に、泣き寝入りする零細企業の悔しさ。
こういう傲慢さ、不遜さが、弱者の心におりとなって残り、
世の中がすさんでいくのだ。
今そういったものが減るどころか増幅されている。
それを煽っているのが日本最大最強の組織だ。

そうした中、赤松は泣き寝入りせず、闘った。闘い続けて、勝った。
でもそれは奇跡。
たいていはこらえられない。
違う話しだが、例のPC遠隔操作の誤認逮捕。犯人でもないのに自白する人たち。
大組織、権力には諦めてしまう人々の何と多いことか。
その人たちを責める気はない。むしろ逆だ。
そうした誤った手法を使う力のある者たち、それも、本当の自分の力ではなく、
よそから借りてきた力を我がもののようにする輩。
そういう奴らは万死に値する。
この本のホープ自動車のように。
そうはなりたくない。いや、絶対ならない。
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