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zoom RSS 八甲田山 消された真実 伊藤 薫 いまも変わらんトップの無責任

<<   作成日時 : 2018/07/03 22:05   >>

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映画で有名になった「天は我を見放したか」のフレーズは嘘っぱち。
199人の死者を出した八甲田山雪中行軍の失敗は、
「無能な指揮官の命令によって、登山経験のない素人が準備不足のまま
知らない山に登山をしたから」発生したものだった。
その命令は、他の連隊に負けたくないという指揮官の見栄から来ていた。
しかも悪いことに軍はそれを隠匿し、これを指示したトップは出世。
上司の命令に逆らえない部下は、とどまれば助かったかもしれないのに行軍を続け、
あるときには川に入り、多くの命が奪われた。

なんだか昨今のニュースと大差ない。
トップのつまらぬメンツ、ひとことから、部下が振り回され、犠牲になる。
トップは事実を隠し、何も責任をとらない、、、。

私はこの話し、2つの部隊のうち一つはほぼ全滅、もうひとつは無事帰還、
と思っていたが、そうではなかった。
二つとも根は一緒、準備不足で遭難したが、たまたま一つは助けられた、
ということだ。
トップの無能が死を招く、ということでは外していなかったが、
助かったほうも無能だったのだ。
さらにその上のいい加減さはいうまでもない。

能力のないものが上に立つことのばからしさ。

著者は様々な文献、生き残った方へのインタビュー記録などを元に、
また、著者自身自衛隊員として実際に毎年冬の八甲田を行軍して、
リアリティを持って、退官後この本を書いた。

迫力のある本だ。

ちなみに8章の山口少佐死因の謎とは、
新田次郎の本では責任を取って自殺したように書いてあるが、
ピストルも刀もなく、単に心臓発作で死んだとのこと。
英雄は作られる。
新田次郎は小説家、ってことだ。
1964年、最後の生き証人だった小原元伍長が62年間の沈黙を破り、当時の様子を語ったことを
ベースにしていることに変わりはないのに、、、

第1章 現代の八甲田演習
第2章 遭難前史
第3章 行軍準備
第4章 行軍開始
第5章 彷徨する雪中行軍
第6章 捜索と救助
第7章 三十一聯隊の田代越え
第8章 山口少佐死因の謎
八甲田山 消された真実
山と渓谷社
2018-01-17
伊藤 薫

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